ネットの世界では、さまざまな技術の進歩やマーケティング法が早いものです。さまざまな成功事例が生まれては消えていきます。
しかし、これらは外的要因の変化でしかなく、
企業のマーケティング活動の手段手法が増えただけ
であり、本質的な消費者の行動やマインドを考察することからはじめないといけない。ということを断言しておきたいと思います。
ここをきちんと理解してホームページ制作会社なり代理店なりに発注しないと、無駄な投資にもなりしますし、当然効果は得られないのです。
インターネットを活用してビジネスを成功させるためには、まず、現在の消費者マインドをしっかりと把握しなくてはなりません。
個々人の趣味嗜好もありますが大枠、以下の通りかと思います。
- 企業が何を言おうがセールストークにしか聞こえない。
- だから、実際に使わないとわからない。
- よって、実際に使った人の意見を聞く。
- 良いものだったから人にも伝える。
言われてみれば、すごく当たり前なことなのですが、ネットに接している消費者に対してはこのマインドを前提にし、製品、サービス、そしてあなた自身の人格をも伝え、選んでもらわないといけない時代です。(最近、情報弱者という言葉がありますが、あえていうならネットに接しておらず、マスメディア(特にテレビ)に情報依存している方々と定義しても良いかと思います。)
あえてネットに接していると書いたのは、そもそもあなたの提供する製品、サービスがネットを活用することで成果が達成されるものなのか?ということをキチンと考える必要があるからです。
例えば、高齢者向けのサービスや製品を高齢者に直接販売をすることが目的の場合は、
そもそも高齢者がネットを活用しているのか?
という基本的な問題にぶつかります。
これならば実はリアルな世界で訪問したりと足を使ったマーケティング活動をした方が良いのかもしれません。
しかし、高齢者向けのサービスや製品を高齢者に直接販売をするのではなく、子供が親のために購入するという視点で考えた場合は、ネットを活用する必然性が生まれます。
この入口の違いを気づかないでいる。間違えている方が意外にも多いのです。
対象が変われば、当然施策も変わります。
限られた予算で、有効且つ費用対効果の高いWeb Marketingを成功させるには、効率よくサイトへ集客し、集客したユーザーを消費者の購買行動に基づき、各々の段階で有効なコンテンツとうまく組み合わせていくことが重要です。
成功を左右するサイト導線と購買プロセス
メディア効果を活用してのサイト集客の最大化が第一歩。
下記の図の通り、消費者は、認知→理解→動機付けというプロセスを経てはじめて購入。動機も無くいきなり買う。という行動はしません。あなたも必ずそういう思考プロセスを経ているはずです。
- オフラインメディア:町で見かけた、駅貼り広告、新聞広告、ちらし、テレビ・・・
- オンラインメディア:インターネットで知った、アドワーズ広告、バナー広告、オプトインメール・・・(最近ではTwitterを代表とするソーシャルメディア)
等を集客する為に活用する。
テレビ>新聞>ラジオ>駅広告>ちらし
という、認知向上をするためにメディアを上手く組み合わせ、集客施策をしっかりと行なうことで、自社サイトへのアクセスを最大化させることを一番にまず忘れないようにしてください。
大事なのは、顧客にしたいターゲットを誰にすることが良いのか?ターゲットはどのような属性なのか?をきちんと定義し、それからはじめて、どのようなプロモーションを行うか?というプロセスを踏むことです。
購買するターゲットをきちんと定義し、そのターゲットに向け、最適なメディアを選定し、まずは集客を最大化にする。そして、購買行動の各ステップ(段階)に応じたコンテンツを用意し、購入する動機付けを行う。
実は論理的に考えれば、意外とシンプルな構造なのです。