「フリー」や「ロングテール」というベストセラーを連発した「Wired」誌の元編集長クリス・アンダーソンが、ITと製造の関係性、親和性を歴史的観点と起業家的観点をもって説明した本。
前時代の規模拡大、大ロット、資本力依存、大企業一人勝ちというモノづくりの欠点を、ITの力によって補完し、小資本、ミニマムロット、ローリスクで個人レベルですら製造業が出来るという時代が5年以内に見えてきている。
ネットで繋がった今、ロングテールといわれるニッチマーケットはグローバルに広がり、多様化したニーズにもコンタクトが取れるようになった。マーケティングするには、フリーという概念で、世界中の顧客の信頼も得られ、製造は誰もがメイカーとして可能だということ。
製造業にかかわらず、FBでビジネスチャンスを期待している事業主さん、企業を考えているITが苦手と言われてる方は、是非ともこれ読んでください。そして感じ取ってください。
ITがわからない、疎いと思っている人には、衝撃的かと思います。
FBで集客!とか「方法論」を追っている時点で、ビジネスセンスも終わっています(-ω-)
(いつの間にかそういう情報ばかり追っている人になっていませんか?)
大事なのは、集客だけでなく、購入までの導線のデザインが重要。
小手先で集客出来たとしても、最後は「商品力の勝負」があるということを忘れないでください。
むしろ、ネットで展開するということは、準備不足で安易に集客してしまったことで、経営が致命的な自体に「あっという間に」陥ることもあるのです。
規模の経済が取り払われつつある今、大企業の下請けからの脱却、本来のモノ作りへの原点回帰。新興国に奪われた労働の回帰。
そういう事象が、現実的に起きてますよね。みんながメイカーズになれるチャンスなのです。
本当に必死ならば、セミナーに行くよりも、このボリュームを読み込んでみてください。自分の中に本来の指針が見えてくるかもしれません。